スギナ茶の作り方、実際に感じた効果!むくみをスッキリさせたい人に飲んでほしい。
私は以前から、お茶をよく飲みます。
高校生くらいから『茶飲みばばあ』と言われています。
緑茶をよく飲んでいたのですが、パートナーがあまり好きではないため、たまにしか飲まなくなりました。
そのかわりに、ハーブティや、自家製健康茶をよく飲んでます。
今年から区の畑を借りていて、先日、スギナがたくさん生えていたので草取りがてら採ってきました。
スギナは畑では厄介者ですが、身体にとってはとてもいい効能があります。
スギナとは
スギナはシダ植物です。
春にはツクシが胞子を飛ばし、そのあとに葉っぱの役割をもった栄養茎であるスギナが成長してきます。
スギナの名前の由来は、形がスギに似ているから『杉菜』という説と、茎に節があり『継ぎ菜』に由来する説があります。
ちなみにツクシは、スギナに『付く子』、地面を突いて出てくる『突く子』、節があるから『継ぐ子』という説があります。
スギナはとても繁殖力が強く『地獄草』と呼ばれることもあるそうです。
怖い名前ですが、地獄のような悪い環境でも生えることからついたそうです。
根を切っても、なかなか駆除しきれないくらいで農家泣かせの雑草です。
スギナの成分
スギナは、マグネシウムやカリウム、ナトリウムなどのミネラルが豊富です。
また、ケイ素やサポニンや葉緑素、フラボノイドなども含まれています。
さらに鉄や亜鉛も含まれ、身体に良い成分、必要な成分が普通の野菜の何倍も多く含まれています。
カルシウムも豊富に含まれていて、女性にはとても良い成分ばかりです。
ほうれん草の150倍のミネラルがあります!これはすごい!
ビタミン類も、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどお肌に良い成分もたくさん!
ドイツや中国の漢方薬にも、昔から薬として用いられてきました。
膀胱や腎臓の不調、結石や排尿痛など、泌尿器科系の不調にとても効果があります。
アーユルベーダでは前立腺肥大や失禁、夜尿症などにも使用されます。
外傷や鼻血などの止血剤としても使われていました。
スギナに多く含まれるケイ素は、コラーゲンやエラスチンなどの結合組織を強化します。
そのため、治りにくい傷や爪、髪のケア、美肌などにもいいです。
スギナエキスのフラボノイドは、抗不安作用も研究で評価されています。
また、スギナエキスは、生活習慣病や、糖尿病の血糖降下作用も研究で評価されています。
最近では花粉症にもいいといいますね。
ミネラルが細胞の活性化に役立ち、免疫の活性化につながります。
腸内フローラのバランスも整い、アレルギーにも効果的ということです。
※心臓や腎臓に疾患がある方は飲用に注意が必要です。主治医に相談してください。
許可をもらっても量に注意して飲んでください。
また、心臓、腎臓の機能不全がある方は禁忌です。
※ニコチン過敏症がある方は禁忌です。
お茶にするのは簡単です!
採ってきたスギナをキレイに洗って干すだけです。
乾燥したスギナを煎じて飲みます。
粉々にして、食べるのもいいんだそうです。
さっそく大量に採ってきたスギナを洗いました。
根っこがついていたり、土がついていたり、ほかの草がからんでいたり…
思いのほか、この作業が一番大変でした!
主に干し野菜を作るために使っている3段ネットに入れました。
スギナは細い葉がぽろぽろ外れやすいので、根元を縛って干す方法だと少なくなってしまいます。
(横に吊るしているのはうちで栽培中のヨモギです)
ですが、このネットにも引っ掛かりやすいです。
なので、大きなザルなどで広げて干すことをおススメします。
(風に飛ばされないように、上にもかぶせる必要があります)
すぐに乾いて、とても軽くなります。
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こっちの口が広い方が使いやすそう!
イ草のような、茶葉のような、とてもいい香りがします。
これを煮出すか、急須に入れて飲みます。
やかんや鍋で煮出すときは、沸騰して1~2分くらい煮出します。
あまり長く煮出すと、ケイ素などの成分が減ります。
急須で出すときは煮出すよりも出にくいので、4~5分置いて好みの濃さにします。
香りはとてもさわやかですが、味はクセがあります。
甘みがあり美味しい!と思った後に、口の中が渋くなるような…後味のクセが強かったです。
私はその後味の苦みが苦手で、煎ってみました。
フライパンに小さめに切ったスギナを入れます。
乾燥したスギナは、手で容易にぱらぱらにできます。
強火で一気にいきたいところ、すぐに焦げてしまうので気を付けてください!
弱火で常に混ぜながら煎ります。
小さい細い葉が下にいき、火が通りすぎてしまいます。
なので、気になる方は初めに茎の部分を煎り、あとから細い先の葉の部分を入れて煎ります。
私は面倒なので、茎の部分をフライパンの下側にし、その上に細い葉の部分をのせて火にかけます。
細かい粉が出るので、それがいちばん焦げやすいです。
カラカラと乾燥しているので、どのくらい煎ればいいのかわかりにくいと思いますが、炒っていると香ばしい香りがしてきます。
(焦げ臭い香りは焦げてますね)
少し緑が残っていても大丈夫です。
火を止めて、余熱でも焦げてきますので、すぐに上げるか余熱でも混ぜ続けます。
乾煎りをすることで、渋い感じのクセも和らぎます。
とても美味しく飲めます。
それでも味が気になるときは、ほかのお茶と混ぜて飲むのもいいです。
私はいろんな西洋ハーブや和草ハーブを混ぜて煮出しているので、そのときの気分によってスギナも入れています。
ブレンドされるので、スギナのクセはわかりません。
(むしろドクダミなどのほうが強くわかります)
某SNSで仲良くなった方にも、スギナ茶を少しお裾分けしました。
その方はすごく美味しいと、とても気に入ってくれたようで!
雑草食いの私でもそのままで飲むことはたま~にですが、人それぞれ感じ方が違うのを実感しました。
パートナーは、スギナのクセがダメでした。←ブレンドしているときは気にならなそうです。
細かい粉にして湯飲みにそのまま入れてお湯を注ぎ、上澄みを飲む、粉もすべて飲むというような飲み方もあるようです。
こちらはまだ試していませんが、成分をすべて取り込むと考えるとパウダーがよさそうですね!
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食べ方
乾燥させたスギナを粉々にし、青のりやドライパセリのようにかけて食べます。
乾燥させただけのものは緑がわりときれいに残るので、見た目は青のりのようです。
料理には大量にはかけないので、味はとくに感じませんでした。
磯部揚げのように衣に入れてかき揚げを作ってみましたが、スギナ感はまったくありませんでした。
ちょっと残念です。
ヨーグルトや牛乳に混ぜると、なんとな~く抹茶のような感じでした。
こちらは舌触りが良い細かい粉のほうがいいです。
炒ったスギナも同じように使えますが、茶色っぽいので色はあまりよくありません。
同じくヨーグルトや牛乳では、ほうじ茶のような感じで美味しかったです。
そのままスギナだけで食べると軽くもさもさした感じはありますが、嫌な味ではありません。
乾燥させただけのものはお茶のような味です。
炒ったものは、ほうじ茶のような香ばしい感じで、味的には炒った方が好きです。
実際に飲んだ効果
もう、ほんとにおしっこが出ます!
マグカップの半分くらいの量を飲んだくらいに尿意があり、飲んだ以上にすごく気持ちいいくらいに出ました!
私の場合は病気や薬からむくみがひどくなることもありますが、脚がすっきりしました!
むくみは、簡単に言うと血管内の水分のコントロールがうまくいかず、毛細血管から皮膚にしみ出した状態です。
スギナ茶を飲むことでそれが改善されているようです。
デトックス効果やダイエット効果があるともいわれますが、これはむくみが解消されるからではないかと思います。
現に、SNSで仲良くなった方…分けてあげたスギナ茶を飲んで、貧血になりそうなほどおしっこが出たそうです!
体重がなんと!飲んだだけで1.3㎏も減ったとか!
それだけ余分な水分が体に溜まっていたんですね!
毒素も出して、デトックスです。ほんとにいい!
私は薬の副作用でホルモンバランスも崩れ、PMS(月経全症候群)がかなりひどいです。
排卵時から月経までの間は身体に水分が貯まりやすく、脳のむくみでイライラしたり気分も最悪になります。
ホルモンバランスからのむくみがPMSの原因です。
なので、身体のむくみを取ることで、PMSも軽くなります。
その点でも女性には良い効果ですね。
まだその辺りにスギナが生えている時期だと思います。
ぜひタダ食材でお茶を作って飲んでみてください。
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