【掌蹠膿疱症】と深い関りがあること。喫煙!病巣感染!気付かないうちにひどくなるかも!できることからやってみて!
実はこの病気は、喫煙者がなることが多いんです!およそ8~9割が喫煙者なのだとか!
喫煙=肺や血管の病気になることは知られてますよね。
それだけじゃなく、喫煙は免疫にも大きく関わってきます。
なので、禁煙することで症状が軽くなったり、治る可能性が高まります。
残念ながら、禁煙だけで根治することは難しいようです。
その前に、喫煙習慣を断つことが難しく、減煙も功をなさないという結果です。
慢性化膿性病巣、慢性的に細菌による感染が起こる場所のことです。
これが病巣感染と言われています。
手足の症状が出ているところではなく、全く別の場所で慢性的な、症状を感じにくいほどの小さな炎症が原因とかんがえられています。
扁桃腺が弱い人も多く、扁桃腺が腫れると症状が悪くなるときには、扁桃腺をとる手術をすることもあります。
口腔、咽頭付近の病気からきている場合は、効果的なようです。
ただし、これは自覚症状がないことも多く、検査などでも絶対的な確認方法がないのが現状です。
意外ですが、歯の根っこや歯茎などの歯周病や歯周ポケット、歯科金属によるアレルギーとの関連があるといわれています。
歯科金属、いわゆる銀歯の詰め物、かぶせ物をしている人は歯医者へ行きましょう!
(すみません…私はまだ変えてません…)
CRといわれる歯科用プラスチックは、保険適用です。
低価格ですが、強度が低く、長年いれていると黄色く変色してきます。
強度もあり、審美的にも変色しないセラミック(保険適用外…つまり自費だから高い)
強度があり割れにくい、歯との適合性にすぐれているゴールド(ゴールドでもアレルギーがある人は不向き)
その中で、セラミックがいちばんいいとされてます。
そちらに変えることをおススメします。高いですが…
歯医者さんに行くときは、掌蹠膿疱症であることをはじめに伝えて、先生と相談、お財布と相談になりますね( ̄▽ ̄)
歯の詰め物を変えつつ、虫歯や歯周病などの治療をしっかり受けましょう!
虫歯なども病巣感染の場合があるためです。
歯科の治療では、掌蹠膿疱症の治療ではとても有効です!
だた、残念ながらそれも確定されたものではありません。
私の友人も掌蹠膿疱症で、長年悩んでいましたが、歯科金属を取り換えた歯科の治療後はすっかり良くなっていました!
2年ほど経ちますが、再発はみられません!
その他にも、頑固な便秘や過敏性腸症候群 などの腸の不調から起こることもあります。
腸内環境を整えてみましょう。
掌蹠膿疱症の患者さんには、ビオチンというビタミンの数値が下がっているといわれます。
ビオチン療法がいい…とまことしやかに言われていますが、すべての方に当てはまるわけではありません。
数値が正常な人もいます。
しかし、それが原因じゃないとも言い切れません。
サプリで摂るのもいいですが、普段の食生活からでも見直せます。
ビオチンは生卵の黄身に多く含まれます。
反対に、生卵の白身はそのビオチンを壊してしまう作用があります。
大好きな卵かけご飯は黄身だけにして、白身は火を通して食べてくださいね( ;∀;)
(黄身は火を通すとビオチンが壊れ、白身は火を通すとビオチンを壊す作用はありません)
疲れやストレスが要因になり、症状が悪化することもあります。
解明されていない原因や、なにかほかの病気からくるものもありますが、まずは、すぐできるところから始めてみてはどうでしょうか?
禁煙や歯の治療は、普段の生活にも大きく関わってきますよ!
何か調子が悪い、精神的にストレスが…などは、実は歯の調子が悪いことからも起こることがあります。
そのようなことからも、生活習慣を見直すのは大事です。
もちろん!皮膚の症状があれば皮膚科で診てもらってくださいね!
掌蹠膿疱症の治療としては、ステロイド剤、ビタミンD3軟膏を塗ります。
外用薬だけではなかなかコントロールができないため、飲み薬でエトレチネート(ビタミンA誘導体)、ビオチン(ビタミンH)などが処方されます。
炎症の数値が高い場合は、短期的に抗生剤を使うこともあります。
他には、ひどい部分に光をあてる光線療法などもあります。
(脱毛の光のように痛くないのでご安心を)
掌蹠膿疱症は、ウイルスや細菌が原因ではないですが、似たような症状でも、水虫や菌が悪さをしている病気かもしれません。
いくらネットで調べて同じような症状でも、薬や治療が違いますのでお気をつけて!
ウイルスや細菌の場合は、抗生剤や抗菌剤の軟膏をつかいますが、無菌性の掌蹠膿疱症との治療は異なります。
皮膚科でちゃんと検査を受けてくださいね(^w^)
「皮膚科特定疾患」と分類されますが、厚生省が定めている『指定難病』とは違います。
掌蹠膿疱症でも「汎発性」膿疱性乾癬という診断が出ると指定難病となり、医療費助成を受けることができます。(指定難病37)
診断書などが必要なので、皮膚科に受診の際は先生に聞いてみてくださいね。