いい歯医者を見つけた!今どきの歯医者はこんな!いままで頑張ってきた歯磨きを褒められると嬉しいですね!
やっと歯医者に行きました。
くいしばりが強く、歯が削れ、噛み合わせが悪くなり、歯並びも悪くなり…
掌蹠膿疱症もあるので歯科金属を入れ替える治療も…と言われていましたが、メインの病気、ベーチェット病の治療が安定してからと言われていました。
ベーチェット病の治療は安定せず…
けれど、くいしばりで縦割れしてきたようで縦にひびが深く入ってきてるようなんです!
そして、その部分がキーンと痛い!
もうベーチェットの安定なんて待ってられない!
ということで、近所の歯科医を検索。
いい歯医者とは…行ってみないとわからない。
とりあえずは通いやすいところから探す。よさげでも遠いと行きたくなくなるから。
そうやって見つけた歯医者は、歯科衛生士さんが担当について、予防歯科に力をいれているところでした。
受付横には歯科衛生士さんの写真がずらっと並んでいました。
先生のはかすむくらい衛生士さんがいい感じ!
レントゲン撮って、プラークの顕微鏡検査。
これは初めて!実際に画面で確認して説明してくれました。
このプラークとは、食べかすではなく、歯磨きでもなかなか取りきれない歯垢、細菌のかたまりらしいです。
感染症を引き起こすカビや菌がいることも。
虫歯や歯周病だけでなく、全身の病気にも深く関係してるとか。
悪い菌がいれば、塗り薬や飲み薬での治療も必要になってくるとのこと。
私は菌が少なく、とてもいい状態とのこと。歯磨きを褒められました!
そして、歯周ポケットの深さや出血を確認。
1~3の状態が普通とのこと。
私は上下2か所だけ4のところがありましたが、こちらも優秀と褒められました!
その後、歯石や汚れを除去する処置です。
が、私はベーチェット病で粘膜が弱く、刺激があるとすぐに潰瘍になるのでゆっくりすすめることになりました。
初日は検査と歯科衛生士さんによる歯磨き、歯の表面を保護する薬を塗って終わりでした。
縦割れの痛みは~?
どうするの~?
『薬を塗って様子を見ます』
先生の診察はそこそこに、その説明だけ。
しかし!その薬だけで痛みがほぼなくなりました!
2回目からは歯石取りと歯磨きのみ。
保護の薬もいりませんでした。
(ここまでに先生の診察はほとんどありませんでした。治療の必要がなかったから)
普通であれば、ここで歯磨きの指導をするらしいですが、私の場合は歯磨きの指導はいらず、今までの方法でしっかり磨いてくださいとだけ。
ここの歯医者の良いところは、無駄な治療はしないこと!
予防歯科にこだわり、先生(治療)ではなく、歯科衛生士さんの知識と力が歯の健康を守る感じです。
まさにホームドクター的で、メンテナンス、予防に長く通いたいところです。
実は私、10数年前に良い歯医者に出会ってたんです。
子供の頃から虫歯が多く、歯医者は嫌というほど通ってました。
大人になって引っ越すたびに歯医者を探し、検診と治療に通っていました。
変な風に生えてた親不知は顎の神経に当たっているからと、歯科大まで紹介されたり…とにかくいろんな歯医者に行きました。
そんな引っ越ししたばかりのあるとき、歯が痛いかも…と早めに歯医者に行きました。
古いけれど、先生は2代目で長くやっているところでした。
そこで初めて言われたこと。
『小さい虫歯は歯磨きで自分の力で治せます』
うっそ~ん!それじゃ今まで散々削ってきた歯は無駄!?
はじめは半信半疑でした。
レントゲンと視診で『こことここ(忘れもしない左の上の方)に小さい虫歯がある。ここを重点的に歯磨きしてください。3か月後にまた診せてください。』
言われたとおりにそこを意識して磨きました。
3か月後…
『前回のところは治ってます。今度は反対側のここ(右側)』
意識しすぎて反対側がおろそかに!
それが3か月ごとに右だったり左だったり、上だったり下だったり、ほんとなかなか全体に意識が向かない~
そこの歯医者で初めて指摘されたことがもう一つ。
『食いしばりが強いです。ここ(下あごの内側)がぼこぼこになっている人はそれです。あなたは強すぎますね』
歯ぎしりじゃなく、食いしばりというのも初めて知りました。
指摘されてから、そういえばグッと食いしばっているなと。
寝起きに顎が痛いときもある。
寝ているときは仕方ないけれど、起きているときは意識して食いしばりをやめることから始めてくださいと。
まだマウスピースは必要ないくらいですが、年取ってくると歯茎も痩せてきて歯のぐらつきもでやすくなり、注意が必要だと。
そのままだと2~3年で歯がダメになると。
そのとき既にうっすらと縦割れのヒビが入っていました!
そして…
歯科衛生士さんが隣に座り、無言で写真集のようなものを見せられました…
歯が縦割れして神経が飛び出ている写真だけが載っている写真集!
しかも無言でペラリ、ペラリ…とめくるんです!
めっちゃ怖かったです!
それからは、噛み締めていることに気付いたら、だらしなくぽかーんと口を開けるように意識してました。
そのせいか、それまで夜の歯ぎしりはなかったんですが…
『ギュっ、ギュっ』
と噛み締める音が出るようになりました。
(家族や友達談。その数年後スマホになり寝言アプリでも確認)
その歯医者は2年ほど通い、他県に引っ越したため歯医者を変えました。
何度も引っ越してるので、その後の歯医者も数軒。
そのときのことを説明してもわかってくれる歯医者には出会っていませんでした。
そして今回の歯医者です。
もちろん、その時の説明もちゃんとわかってくれました。
昔は予防歯科なんてほとんど聞いたことがありませんでした。
(80-20は昔から言ってましたが)
歯磨きってほんと大事ですね!
(写真のイラストは、その歯医者で説明に使われたものです。使っていいと許可頂いてます)
身体障害者手帳、どこでもらうの?まずは福祉窓口に相談してみましょう。
↑以前の記事で
『割引いいな!』
と思って、申請しようかな?と思った方!
障害者手帳は、病気があるからともらえるものではありません。
今回は、私が障害者手帳をもらうまでの道のりを簡単に書いてみます。
障害者手帳には『身体障害者手帳』『精神障害者福祉手帳』『療養手帳』と3種類あります。
障害者手帳は、申請したからといって必ずもらえるというものではありません。
都道府県によって認定の基準が違いますので、まずは市区町村の福祉事務所、福祉担当課で相談してください。
厚生労働省身体障碍者障害程度等級表というものもありますが、見ても私もよくわかりませんでした。
窓口で、障害者手帳の申請をしたいといいます。
どういった障害かを説明し、申請したほうがいいのか、申請しても無駄なのか(障害の程度によってはできないこともあります)教えてくれます。
私の場合は、難病発症して受給者証の申請や更新で区役所に行っていたので、そのときに一緒に相談してました。
どちらかというと皮膚症状が強く出ていて、手のひら、足の裏の皮膚がズル剥けでした。
両手は痛くて物が持てないので、手袋をつけていました。
足は歩く、というより立つだけで激痛です。
髪の毛も抜け落ち、帽子かカツラ、免疫抑制剤を使用中で感染予防に必ずマスク。
そんな感じの状態でした。
手足の指も腫れていましたが、皮膚症状からくるものであれば、障害者手帳の申請もできません。
また、一時的に悪くなるようなときは、改善するかもしれないということでもらえません。
私も症状に波があり、良いときはほとんど支障がない(我慢すればできる)状態で、悪いときは箸も持てないという感じでした。
なので、初めのうちは申請できませんでした。
数年の治療で薬の副作用が強く、いろいろな薬を試しているうちにどんどんひどくなりました。
指の関節はパンパンになり、曲がらず。爪も変形、変色。
その状態が半年以上続き、日常生活がもっと困難になったときにやっと申請できました。
まずは窓口で、身体障害者手帳交付申請書と身体障害者診断書・意見書という書類をもらいます。
そして、主治医の先生に診断書・意見書を書いてもらいます。
私がもらった書類は、肢体不自由用の書類です。
注意しなければいけないのは、主治医の先生が身体障害者福祉法第15条にもとづく指定医師かどうかです。
医者なら誰でも書けるというものではありません。
私の場合は、メインで診てもらっていた主治医が膠原病内科の先生で、身体障害の指定医師ではありませんでした。
眼科も定期的に受診していて主治医は認定医でしたが、目の症状でもらうわけではないので書いてもらえません。
また、皮膚科に定期的にかかっていましたが、そちらも指定医師ではありませんでした。
皮膚の病気からくる関節の腫れ(乾癬性関節炎)だったので皮膚科の先生に相談したところ、指定医師である整形外科の先生を紹介してくれることになりました。
紹介に当たり、関節の腫れがどこからきているのか、どの程度なのか、病名も確定しなければいけません。
ベーチェット病の関節症状、掌蹠膿疱症、尋常性乾癬の関節炎、ほかの病気の否定など、詳しい検査をしました。
そこでやっと紹介状を書いてもらい、診察の予約を入れます。
整形外科は患者さんが多いので、1か月後でした。
整形外科の診察は、とても細かいものでした。
左右の腕、脚の長さから、握力、触った感覚などをみていきます。
日常生活動作は、箸で食事をする、コップで水を飲む、タオルを絞る、背中を洗う、シャツを脱いで着るような動作から、椅子、様式便器に座る、排せつの後始末(拭く動作)まで、ひとつひとつ確認です。
次は、関節がどのくらい曲がるか(関節可動域)などの点数をつけていきます。
時間をかけた細かい診察が終わり、けれどその書類がなかなかもらえず2か月かかりました。
書類がそろったときには、無職無収入が続き生活が困難でした。
県外に住むパートナーが、部屋が空いてるから引っ越してきていいよと。
どうしようもなかったのでお世話になることにしましたが…
ここでちょっとした問題が…
『引っ越すなら、引っ越し先で申請してください』
なので、県外に引っ越すことが決まっているのであればそちらで再度申請が必要なので、はじめからそっちでもらってくれ…とのこと。
引っ越しの手続き(転入届)のついでに、申請をしました。
申請自体は遅れましたが、手続きの二度手間にはならずに済みました。
ここでの注意は、自治体が違うので、診察した医師が指定医かどうか確認ができないこと。
私の場合は引っ越し前に、書類の上に『指定医確認済み』というハンコを押されていたので、問題なく申請できました。
自分で判断せずに、区役所、市役所で相談が大事です。
申請書を出してから、通りましたよという通知が届きます。
(けっこー長かった気がする…)
その書類を持って区役所に手帳をもらいに行きます。
(交付されれば、交付日は申請日と同じ)
晴れて水戸黄門のごとく手帳をかざして割引を受けることができます!
マタニティーマークやヘルプマークのように、タダでもらってつけるだけ…
という簡単なものではないので、ズルはできません。
交付される手帳、級によって割引率もかわります。
交付内容によって、再認定が必要な場合もあります。
それはあなたの障害の程度と、治る見込みがあるかどうか、指定医の診断書によるものです。
私は更新は必要ないものでした。
つまり…治る見込みはないものですね…
いや、なんかの拍子に治るかもしれないし、軽くなるかもしれない!
画期的な治療法が見つかるかもしれない!
それは待つしかないので、引きこもりを少しでもなくして社会に出るために手帳の割引を活用させてもらいます!
障害者手帳を持っていることは、まだまだ世間から冷たい目で見られるとこも多いです。
親類から疎まれることも多いです。
(障害者がいる血統は結婚や就職に不利になると思っている世代も多いです)
口に出して蔑まれることもあります。
私の場合、見た目が元気なので不審がられることもあります。
それで障害者手帳を提示することをためらっている人も多いようです。
けれど、割引を受けられる機関は、交通機関であろうと美術館、博物館、映画館であろうと、
『ほんとに障害があるんですか?』
とか
『障害者なんだ』
とか嫌がせされることもなく、ただ
『あ、割引ね』
っていうような感じです。仕事をしているだけです。
前の記事でも言ったように
その割引は、身体障害者が自立し、社会経済活動の参加ができるように受けられるサービスです。
手帳を首からぶら下げて世間様に見せつけるものではありません。
(周囲にわかってもらうためのヘルプマークとは異なります。ヘルプマークでは割引は受けられません)
サービスは活用させてもらいましょう!
原因がわからないから『難病』っていうのはわかるけど、数年間ソレだと思っていた原因が違う?
だいぶご無沙汰しております!
両手の指の関節が痛くて、握力が弱くなっていましたが、今は握力がほぼありません。
原因はベーチェット病からの尋常性乾癬、そして『乾癬性関節炎』のはずでしたが、ちょっと違うかもしれない…?
食器は、食べ物が入ると重くて持ち上げることができず、取っ手がついた軽いものを使っています。
箸の持ち方はすっかりかわりました。
介護用の自助具も握れなくなったので、引っかける感じでテコの原理でなんとか使ってます。
とある夕食時、箸を持つ手に激痛が!
指の関節はずっと痛かったんですが、たまにしか腫れない手首も痛くて動かせない!
スプーンもすくっても口に持っていくことが困難で、残りのご飯は卵かけご飯にして飲みました…
翌日すぐに整形外科を受診。
主治医の曜日と違ったため、別の先生に診てもらい、両手の関節に痛み止めの注射だけして終わり。
まぁこれは妥当な処置ですね…治療中に主治医じゃない先生が余計な治療したら怒られるから…(内部事情は把握してます)
両手ぐるぐる巻きで、安静に…
って!両手使わずに生活なんてできない~!
数日後、メインの皮膚科と内科の診察。
『これは乾癬からじゃないかもしれません』
…え?少しはそうかもしれないと思ったけど、やっぱり?
実は、乾癬の皮膚症状はほとんど落ち着いている状態。
急に手が使えなくなった前後は、ベーチェットの皮膚症状はかなりありました。
というか、お尻に集中して膿をもったポッチがいっぱいできて→潰瘍になり穴っぽこが…
そして激痛で、トイレどころかどこに座るのも苦痛、仰向けでも寝られず横向きかうつぶせ。
べったり塗った軟膏の上からガーゼ当てても当たって痛い。
脚や腕や背中や脇にもポチポチできて穴が…
な状態でした。
治療を始めた病院から変わったため、もう一度乾癬と言われた経過を説明…
(紹介状には書いてなかったのか??)
病院変わって1年以上は診てるのに今更感もなくなないですが、そんなもんだと思ってました。ハイ…
ベーチェットの症状が出だしてから、掌蹠膿疱症の症状も出てきてました。
ぶどう膜炎で片目が見えなくなり、レミケードの点滴開始。
それから3回目で全身の皮膚に発疹ができて脱毛が始まる副作用で中止。
その後、いろんな治療をしては副作用で中止。
それを繰り返してるうちに、乾癬の診断も受けました。
『それは乾癬じゃなく、薬のせいだね。あとは内科の先生と整形の先生に相談して』
そして内科の先生。
ステロイドを増やしましょう。もうやめたいなんて言ってられませんと…
私はステロイドの副作用の精神症状が強く出るタイプで、出血傾向も少しありました。
あちこちの内出血と尿潜血。
前の病院の先生も副作用が強く出るタイプだからと量を少なくしてて、そのうちやめる方向だったんです。
そして、ほんのちょっと減らしたところだったのに…
関節の症状は、ベーチェットかどうかわかりません。
とりあえず検査を…
と、昨日はMRIの造影検査を受けてきました。
造影剤を使ったMRIの検査です。
結果はまた後日…
原因がなんであれ、両手が痛いというのはなんとも…
生活に支障がありまくりです!
ぐるぐる巻きで暑いし!
けど、ぐるぐる巻きの方が固定されていて楽なんです。
両手の安静なんて難しいですが、固定されていることで必然的に制限されて、巻いてないときに比べてやや安静が保てます。
動かさなくても痛いですが。
少し重いもの…ペットボトルなんか持つと、手が笑えるくらいに震えます。
プラスチックの軽いコップにもお茶がたっぷり入っていると、ぷるぷるしてます。
(ストローで飲んでます)
なんだかいろいろやろうと思ってた矢先なんで…
ちょっとがっかりしてます。
まぁ、なんとかやってくしかないですね~
(けっこ~楽観的性格)
胃カメラ常連の看護師。鎮静剤を使って暴れた経験アリ
私が初めて胃カメラの検査を受けたのは、自分が働いていた病院です。
同じ病院と言っても大きな総合病院だったため、患者さんを検査に連れて行くときに顔を合わせたくらいです。
内視鏡検査室の受付や看護師、検査技師など顔は知ってるけど名前は知らないくらいの仲です。
先生は科が違うので、ほとんど顔を合わせたことがなかったです。
20代の前半。
いろいろあり、日に日に痩せていき(1か月で10キロ減)、胃の痛みも胃の張りも強くなりました。
仕事は休めないけど、みんな心配して
『そんなに痩せるのは胃がんよ!早く胃カメラ受けた方がいい!』
と言われて仕事の合間に受診しました。
かなりのストレスがあり胃がんとは思っていませんでしたが、体重37キロはさすがにやばいと思いました。
患者さんを抱えることも多く、70キロのおじいちゃんなんか普通にお姫様抱っこできていたのに、40キロのおばあちゃんすら抱えるのが精一杯くらいに体力も筋力も落ちました。
胃カメラの必要性はもちろん感じていましたが、仕事が忙しく、休みの日まで時間を取りたくないのが本音。
思いつく限りの胃薬飲んでました←これ、ダメなやつ。
なので、予約は夜勤明けにしてもらいました。
『初めてだったら麻酔しようね』
先生が気を利かせてくれました。
(喉の麻酔は必ずします。この場合はうとうとする麻酔…鎮静剤の注射です)
麻酔は効きにくい体質だけど、キツイの嫌だから素直にしてもらおう。
夜勤中は夜食もおやつも口にできず、胃の不調があってもくいしん坊の私にはそのほうが辛い!
いつもは残業になるけれど、その日はさっさと見切りをつけて後の人に任せました。
みるみるガリガリになっていった姿を見て、みんな(胃がんと思い込んでるから)優しかったです。
夜勤明けのへんなテンションで内視鏡室へ。
内視鏡の人も、同じ病院の看護師なので身内意識が高く、準備も万全でした。
検査のベッドに横になり、看護師が注射をします。
半分ほど薬が入ったところで意識をなくすように寝ました。
名前を呼ばれながらばんばん叩かれて起こされたときには、検査が終わってヨダレまみれでした。
えっ?もう終わったの?
今注射してた途中だったのに…
ぼやっとしてるとこ
『あんた、ぜんぜん麻酔効いてなかったね!!』
消化器内科の部長先生に怒鳴られました…
あぁ…私、暴れたのね…
検査前は優しい先生だと思ったのに、この怒りようはかなり暴れたのかしら?
検査についていた看護師と検査技師に聞いたところ…苦笑いで返事なし。
いや、自分自身は全く意識がなかったんですよ?
鎮静剤や注射の麻酔などでは、本人の意識がなくても暴れていることがあります。
検査の道具(ここではカメラでしょうか…)を掴んだり、先生を叩いたり蹴りを入れたり。
痛い!と叫ぶならまだいい方ですが、言っちゃいけないような言葉を口走ったり…
暴れると、数人がかりで押さえなければいけないこともあります。
軽く手が出た、首を振った…くらいなら、冗談っぽく『暴れたよ~』と笑いながら言えますが、かなりひどかったら冗談にもできません。
苦笑いされたということは、間違いなく大暴れですね。
あぁ…もう恥ずかしくて合わせる顔がない…
とはいえ、ふらふらの状態だったので、薬が醒めるまでベットで休ませてもらいました。
昼頃まで、またもや意識をなくすようにがっつり寝て、すっきり目が覚めました。
目が覚めると、非常に不機嫌な(同じ院内の身内ということであからさまに嫌な顔)先生の診察です。
胃潰瘍、出血痕はあるけど大丈夫だろうと。
多くは語らず、ほんとに不機嫌で怖かったです。
胃薬をたんまり出されて、今度吐血したらすぐに救急外来に行けと…
つまり、自分が関わらない科でどうぞ!という感じでした。
まぁ、仕方ないけれど…ここまで偉い先生を怒らせてしまうほど暴れたのでしょう…
吐血がなければ1週間後くらいに胃カメラで確認するから予約を取って帰れと…
うん、違う先生に!
そして、帰る前に検査科の看護師にもう一度聞いてみました。
『どのくらい暴れました?』
またもや苦笑い…
『あ~大丈夫ですよ。……明日は筋肉痛かもしれませんね』
ぜんぜん大丈夫じゃな~い!
あのぉ~
次は鎮静剤なしでやるので、上手な先生の予約でお願いします。
と、無事に上手な先生で出勤前に入れてもらいました。
少し出血と、出血痕、潰瘍痕はまだあるものの、処置はなしで済みました。
確認のみで、なんとものの5分ほどで終わり!
オエッとなったりはしましたが、暴れたことを思うと我慢!した結果がこれ?
鎮静剤なんてぜんぜんいらないじゃな~い!
我慢といっても、めちゃくちゃ我慢したわけではなく、少しの我慢です。
私は発熱には強いですが、痛みには強くありません。
痛み止めはすぐに飲む方です。
日々の頭痛を我慢する方がつらいくらい、胃カメラは楽勝です。
辛さの終わりが見えてるからです。
その後もよく胃カメラを受けるような状態までになりました。
同じ病院で受けるときは同じ先生で、ほんとにスムーズでした。
そこを辞めてからは、やっぱり行きづらく…
患者さんの評判をもとに、医院やクリニックに行ってました。
何度も受けるうちに、受け方も上手になり、先生のうまい下手もよくわかるようになりました。
難病発症してからかなりひどい胃潰瘍で吐血しまくっていたときに行った、カメラが上手と評判の(患者さんと看護師情報どちらもいい!)クリニックに初診と同時に胃カメラの予約を入れました。
生検、薬注入(出血しているところに直接止血剤を打つ)、薬散布と時間がかかるはずの処置がありました。
けれど、10分もかからずに終わりました。
いやぁ!この先生、ほんとに上手や~!
って思って終わったら、検査についてた看護師二人から
『胃カメラ受けるの上手ですね!』
と言われました。
『いや、先生が上手でしたよ』
と言うと、二人の看護師が顔を見合わせて苦笑い…
このパターンは…あまり上手じゃないのね?
『ほんとにこれだけの処置があったのに、こんなに短時間で終わったのは初めてですよ!』
『受けるのが上手じゃなかったら、かなりキツい処置ですよ!』
と拍手されました。
初めて下手な先生に出会ったのは、友達が働いてた近所の医院。
院長先生と、どこだかの大きい病院から来ていた先生がいました。
たまたま初診の時がどこかから来ていた先生の曜日だったので、そのままその先生が主治医になりました。
検査のときはたまたま友達がつくことになり、面白い友達なのですごくリラックスできました。
いざ胃カメラ入れますというときに!
『ゴックンしてください』
と、カメラに合わせてゴックン…の直前にぐりぐりと突っ込まれました!
おえぇぇ~
となるのに、かまわずぐりぐりぐいぐい進めるとか!
涙が止まりませんでした。
そのあともかなりひどくて、ヨダレと涙と鼻水で大変な顔になってました。
友達が
『ごめん、院長はめちゃくちゃ上手なんだけど、あの先生は苦情が来るくらい下手なんだよね』
って、先に言ってよ~!
普通は胃カメラが終わって喉の麻酔が切れると、なんとなく喉の違和感はまだあるかな?程度ですが、この時は、さすがにしばらくは痛みがありました。
カメラを抜くときに、初めにはなかった発赤があちこち(カメラで擦れやすい場所がある)にできてしまっていたのを、私は見逃しませんでした!
とはいっても、しばらくたてば良くなるものなので、わざわざ苦情を言うほどではありません。
一番最近の胃カメラは大学病院でした。
そのお話も次に…
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胃カメラが怖い!上手に受けるコツってないの?痛みなく受けたい胃カメラ
検診や胃の不調で胃カメラを受けなければいけないけど、怖いな~
痛い?キツイ?
とよく聞かれます。
そんな私は、20代前半の頃から胃カメラを受けまくってます。
胃カメラが怖いから麻酔をしてほしいという患者さんは多いです。
眠っている間に終わらせてほしいと思うのはわかります。
けれど、ほんとうに必要でしょうか?
私は初めて胃カメラを受けたときに、先生がすすめてくれたので鎮静剤を打ってもらいました。
けれど、恥ずかしい思いをしたので、それ以降は鎮静剤はなしです。
(そのお話はこちら)
上手な受け方のコツをお教えします。
胃カメラの受け方
まずは前日からの準備です。
手順書をもらうので、それにしたがいます。
前日の夜9時頃までに食事を終える。
受ける時間や病院によっては夜10時までというところもありますが、早めに済ませておく方がいいです。
夕食はなるべく消化に良いものを食べます。海藻類やキノコ類などは胃に残ることもあるので避けます。
睡眠薬などは問題ないですが、薬の種類(血液をサラサラにする薬など)や胃カメラの時の処置によっては服用を一時中止するものもあるので、指示に従ってください。
夜のおやつは我慢です。
当日は、コップ1杯の水を飲む(これも指示された時間に)
暑い時期などは脱水になることも考えられるので、事前に病院で聞いておいてください。
たくさん飲んだり、ジュースやお茶、コーヒーなどを飲むと検査ができなくなります。
朝ごはんはもちろん抜きです。
普段飲んでいる薬も飲みません(糖尿病の注射などは指示に従います)
胃カメラ検査直前
受付で、上記のことを聞かれます。
何時に食事を終えたか、薬(普段飲んでいるもの)は飲んだか、その後は食べてないか、水分は摂っているか、ジュースは飲んでないかなどなど…
持病や普段服用している薬、体調なども聞かれます。
前にも言ってるのに…と面倒だと思われるかもしれませんが、検査前の確認は重要です。
正直に答えてくださいね。
なにやら水薬を飲まされます。
これは、胃の中の泡を消す薬です。
胃の中に泡がたくさんあると胃の表面を観察しにくく、検査の時間もかかってしまいます。
味は美味しいものではありませんが、苦くもなく量も少ないのでためらわずにいきましょう!
胃の動きを止めるために、肩に筋肉注射をすることがあります。
この注射は、心臓の病気や目の緑内障、前立腺肥大など病気によってはしてはいけないものがありますので、胃と関係ないと思う病気でも事前に伝えておきます。
喉の麻酔は、病院によって少し違います。
麻酔の液体を口に含み、上を向いて喉の奥に置いて数分待って飲み込む、もしくは吐き出す。
同じく麻酔の液体を含み、上を向いてうがいをするようにガラガラしてから飲み込む、もしくは吐き出す。
麻酔の液体を凍らせたものやゼリーのように固めたものを口に含み、なるべく喉の奥の方でゆっくり溶かしながら飲み込む、もしくは吐き出す。
(病院によって、飲み込むように言われたり吐き出すように言われたりするので、それに従ってください)
形は違いますが、共通するのは、一度に飲み込まないことです。
胃カメラでいちばんキツイ喉に麻酔を効かせるために、喉の奥の方にとどめておく必要があります。
味は苦みがありますが、嫌な苦みではないし、苦しさを軽減するためと思って我慢しましょう!
(鼻からの場合は、両方の鼻の穴に麻酔のゼリーを入れます)
麻酔の効き具合によって、口から検査を受ける場合は、喉に麻酔のスプレーをかけます。
この時の注意は、スプレーするときに息を吸わないことです。
気管に吸い込んでしまうと、むせるだけでなく、気管に麻酔が効いてしまいます。
(私は一度タイミングが合わずに強く吸い込んでしまったことがあり、しばらくむせが止まらずに検査が遅れました)
喉の麻酔をしたあとは、唾液を飲み込まずに吐き出します。
飲み込む場所に麻酔を効かせるため、飲み込む動作がうまくできずに気管に入ってしまうことを避けるためです。
麻酔をしたあとは喉が腫れているような違和感と、ゴックンしたくなるような感覚がありますが、なるべく我慢です。
いざ!胃カメラ飲みます!
ベットに横向きに寝てマウスピースをくわえます。
この時に、気持ちうつぶせ気味に寝ます。
マウスピースは前歯で軽く噛み、力を入れないようにします。
唾液は、マウスピースの横から垂れ流しの状態です。
目はしっかり見開いたり、ぎゅっとつぶったりしないように、力を入れずやや下の方をぼんやり眺める感じです。軽く閉じるのもいいです。
最近は患者さんが見れるような画面があることが多いので、その画面の位置も動かしてもらいましょう。
(画面がないときは、残念ながら先生の太ももや股間辺りに目がいきます…)
カメラが喉を通るときは、全身の力を抜きます。
特に肩、首回りなどの力を抜くようにします。
どうしても緊張して体はかたくなりますが、力が入っているとカメラが入りにくく、その分苦しさが増します。
一番の難関!
喉の『オエッ』となるところが、一番の難関です。
カメラが喉の奥にくると、先生が『飲み込んでください』というタイミングでゴックンします。
『はい、ゴックン』と言ってくれる先生なら、こちらが飲み込むタイミングに合わせてカメラを進めるので、とてもスムーズです。
『オエッ』となるのは体の正常な反応ですが、なるべく我慢します。
オエッとなると、カメラが押し戻されてしまいます。
(これを避けるために喉の麻酔をします)
胃に入ってしまうと、喉の違和感があるだけです。
胃の隅々を見るためにカメラを動かすので喉の違和感はあります。
力を抜くことと、ゴックンしないことで軽くなります。
ゴックンすると喉が締まり、カメラを挟んで違和感が強くなると同時に、カメラが動かしにくくなります。
意識をして力を抜きます。
胃のしわを広げて見るために、胃に空気を入れて膨らまします。
この時にゲップが出ますが、出してしまうとまた空気を入れなければいけないので、できるだけ我慢します。
十二指腸まで見る
胃カメラは、胃の先にある十二指腸まで見ます。
胃から十二指腸には筋肉で閉まっている門があります。
そこを通るときに胃が突っ張る感じや押される感じがあります。
お腹の中から突き上げるように感じることがありますが、先端が尖っているわけではないので突き破ることはありません。
強い痛みではありません。
抜くとき
十二指腸まで見たら、あとは抜くだけ!
ではありません。
早く抜いて~!と思っちゃいますが、帰りにも観察します。
抜きながら、胃や食道も見ます。
けれど、もう苦しいことはありません。
終わりが見えている分、楽勝です。
カメラが抜けていくのを喉で感じながら、出てしまったらスッキリです!
マウスピースを外し、ヨダレでべとべとになった顔を拭きます。
ティッシュをたくさん渡されたり、箱ごとくれたりするので、遠慮なく使いましょう!
この時もまだ喉の麻酔が効いているので、なるべく飲み込まずに吐き出します。
うがいをして終了です。
なによ~!
結局我慢ばっかりじゃない!
と思いましたか?
そうです。
検診であれば、たかが5分~10分。
人生に我慢することは多くあります。その中でたかが数分。
鎮静剤を使うと楽ですが、そのあとふらふらします。
眠気がなくなるまで、ふらつきがなくなるまで、病院で休んでいなければいけない場合もあります。
そんなに長く病院にいたくないですよね?
もちろん、車や自転車の運転はダメです。バスや電車に乗ることになりますが、眠くなって乗り過ごします。
(タクシーや、家族の車なら問題ないですが)
鎮静剤を打っても、全く効かずに苦しかった、痛かったという方も多いです。
ということをふまえ、数分の我慢です。
嫌なことはさっさと終わらせちゃいましょう。
胃カメラをさんざん受けてきた私は
『我慢すればすぐ終わる』
と思って臨んでいます。
嫌々言って、うだうだする方が検査時間が長くなります。
怖いから受けたくない、苦しいから受けたくない。
病気が発見されたら怖いから受けたくない。
そういう人は多いです。
医療者にも多いです。←看護師はわかってるはずなのに、ほんっとに多いです。
けれど、もし病気があった場合、軽いうちに治療すれば治る確率も高いです。
胃カメラの時に一緒に治療しちゃえば済むこともあります。
検査が怖くて先延ばしにしていれば、病状が悪化して手が付けられない状態にまでなる可能性もあります。
検診で受けなければならなくなった、という方はラッキーです。
調子が悪くて受診したら『いつにする?』と言われた方が先延ばしにしてしまいがちだからです。
調子が悪くて胃カメラをするときは、口からすることをおススメします。
鼻からやって異常があって治療が必要な場合は、口から入れなおすことも考えられるからです。
(鼻からのカメラは細いので、薬などが入れられない場合があるため)
異常がない検診では鼻からでもいいですが、今まで鼻からやった人で楽だったとはあまり聞きません。
(私は鼻からはしたことがありません)
鼻から入れる場合は、鼻の奥でカーブをして喉の方に通します。
そこを通すときに痛かったり、なかなか通らないことがあると聞きます。
どちらにしろ喉の違和感はあります。
片方の鼻の穴で通りにくいときは、もう片方の穴で試します。
麻酔をしているとはいえ、どっちの鼻の穴も突っ込むかもしれない!
鼻と喉の2か所もキツイところがあると考えただけで、私は嫌です。
ですが、鼻からのカメラの方が細くて、オエッとなるところを通らないのは確かです。
症状などがあれば、主治医と相談してください。
覚悟を決めてリラックスするのがいちばんですよ。
そのリラックスが難しいですが、検査受けるときにジョークでも飛ばしてみてください。
検査につく看護師は、わりと一緒に笑ってくれるはずです。(たぶん…)
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絡まれてる人がいる!110番通報して対応に来た警察官にちょっとイラッ!前編
みなさんは110番に通報したことありますか?
私は今までに何度かあります。これは昨日の出来事です。
私が通っている病院の正門にはロータリーがあり、歩道が右と左にあります。
私は出て右側、かかりつけの調剤薬局がある方向へ出ます。
『それは俺に言っとんのか!!』
大きい声が響き声の方を見ると、反対側の歩道にいる若い男性が叫んでいました。
その男性の前後に歩いている人は少し距離があり、手にしているスマホ(目が悪いのでたぶん…)からイヤホン(見えていないけれど)で電話口の相手に怒鳴っているんだと、勝手に思いました。
怒鳴り声は続きます。
正門までの距離は1~2分くらい。その間ずっと怒鳴り散らし、正門から入ってくる車の交通整理のおじさんもチラチラ見ていました。
門の前の通りは、信号があります。
その信号待ちをしているとき、反対側の信号で待っていた、少し前を歩いてたおじさんのところにその男性が…
えっ?そのおじさんに怒鳴ってたの?
おじさんに詰め寄り、さらに大声で怒鳴っていました。
あ!おじさん殴られるかも!もしかしたら刺されるかも!
危ない状況だったので、私はすぐに110番通報しました。
『事件ですか、事故ですか?』
焦ってた私は、事件とも言わず
『おじさんが若い男性に絡まれています!ちょっと危ないと思います!』
警察は、110番通報でも交番でも、詳しい状況を聞きます。
『場所はどこですか?』
『あなたはどこにいますか?』
『どんな男性ですか?』
怒鳴っている男性はおじさんに詰め寄り、胸で押してます!
けれど、絡まれてるおじさんは一切無視!信号だけを見つめてます。
危ない!と思ったけれど、信号が青に変わり、おじさんは足早に渡りました。
怒鳴っていた男性は…
くるっと振り向き病院の方へ…
あれ?←ちょっと拍子抜け。
『あ~すみません…もう二人とも離れ離れに別の方へ行っちゃいました…』
『なんかすみません、怖くて焦っちゃいましたが、危ないことにはなりませんでした』
これこそ、てへぺろって感じでしたわ~!
しかし、警察屋さんは、それで済ませてくれません。
『詳しい話を聞きたいので、あなたはそこにいてください。すぐに警察官を向かわせます』
あ~、もう大丈夫です…
と断りたいところ、通報してしまったし、これから事件になるかもしれないし…
『はい、わかりました』
名前と電話番号と生年月日を聞かれ電話を切って10分…
う~ん、遅い…
まぁ、事件になったわけではないので、サイレン鳴らして飛ばしてくるわけでもないか。
交番のバイク(白バイではない)が到着。
私が待っていると言った調剤薬局(薬局名もしっかり伝えている)と別の、道向こうの調剤薬局前。
これはちょっと甘いと思ったのは確かです。
緊急ではないとはいえ、正確な情報が伝わってない!
そして『通報したおくだまです』とこちらから話しかけると
『え?なんですか?』
って!
来る前に名前くらい覚えててください。生年月日も言ったのでだいたいの年齢もわかりますよね!
というか、ここで話しかけるのは、通報した私くらいですよね!
受診でイライラ疲れてたもんだから、心に黒いものが…
いえ、表には出しませんがね…
どこでどうなってたか、おじさんの特徴や怒鳴っていた男性の特徴、服装や身長、体格などなど…
2人とも病院から出てきたこと、だいたいの身長や体格、怒鳴っていた内容、詰め寄ってた距離間などは伝えました。
覚えている限りですが、覚えようとして見ていたわけではないので、うろ覚えのところもあります。
『おじさんの服装は覚えていません。肩掛けのバック持ってました。怒鳴ってた男性の服装もよく覚えていません』
『え?覚えてないんですか?』
ちょっとイケメンの警察官だっただのに、いちいち言葉がイライラさせる。
『おじさんは白髪交じりで、ふっさふさの髪でした』
『若い男性は…薄い水色だか薄いグレーだかのTシャツで…』
『水色とグレーじゃ大きく違いますよね!』
…なんで私が怒られなきゃいけないんだろう…
『すみません、しっかりは覚えていません。病気で視力も悪いので、はっきりは見えていません。』
『たとえばあの人の水色のシャツならどうですか』
と指さす方向を見ると、かなり濃い、紺に近いブルー…
えっと…この人の目のほうがおかしいかも。
もしくは、私の目って薄い濃いの色の識別ができないくらい悪いのか?
『あ~じゃあ、薄いグレーだったと思います。白に近いグレーに見えました』
相手がイライラしているようで、こちらもなんだかだんだんイライラが増してきました。
話をしているのにきょろきょりしたり、そっぽを向いて同じことを何度か聞いてきたりしたからです。
メモとってるのに、なんでまたそれを?と思い、メモを覗くと、すごく小さい字で上の方と横の方にほんの3行くらい。
時間と、場所、身長かな?と思われる数字。
同じことを聞くのはそのせいかしら?
話していると返事がなく、どこかを見ていました。
警察官の視線の先は病院の方。
病院のロータリーにミニパトが停まって、そのあとにもパトカーが入っていくところでした。
後編へ続く↓
絡まれてる人がいる!110番通報して対応に来た警察官にちょっとイラッ!後編と、昔の話をちょこっと
続きです。
『あのパトカーの方たちもこの通報で来たんですか?それとも関係ない事件ですか?』
と聞いてる目の前にもパトカーが通りました。
『あなたが通報して、病院の中と、向こう側にわかれて歩いて行ったからと言ったからですよ』
『あなたが、あっち(指さす)とこっち(指さす)に行ったと言いましたよね?』
いちいち癇に障るな~
しかし、そんなにおおごとになるなんて…おじさん殴られはしてないので事件とは言えないはず。
言ってみれば、傷害未遂事件?になるの?
『なんかすみません、殴られたとかいうわけでもなかったのに通報しちゃって。ほんとに事件にならなくてよかったですが』
そこで思ってもみなかった返答が!
『親子喧嘩かもしれませんしね』
えっっ!親子喧嘩!?
『年の差は親子ほどには見えませんでしたが…おじさんは白髪でもそこまでおじいちゃんではないですよ』
『親子の可能性もあります』
確かにそうかもしれませんね。
『そのおじさんが初めに仕掛けたかもしれません』
それもそうですね、『俺に言ってるのか』から始まったので。
ただのおじさんの独り言をたまたま自分に向けて言われたと勘違いかもしれませんが。
『でも、親子の可能性もあります』
いやだから、その可能性もありますが…
親子に拘りますね~
そんなこというなら友人知人、仕事関係、患者会、なんなら兄弟、親戚とかかもしれませんよ。赤の他人に見えましたが、そんなことも言いませんが。
最後に、もう一度名前と生年月日、電話番号を聞かれました。
もし、なにか聞きたいことがあれば電話するかもしれませんと。
もちろんそれは構いませんが…
『もし、もしです!なにか聞きたいことがあればです。何もなければ電話はしません。なにかわからないことがあって聞きたいことがあればの時です』
そんなに念押さなくても理解できてます。
そんなに理解なさそうに見えましたか?
必要なことは伝えたけれど、心はなにかもやもやして話は終わりました。
あ、もしかしてお昼ご飯終わったくらいの時間で、お昼寝邪魔されたとかでイライラしてたのかしら?
こちらもあとの用事がありまして、必要なことを話したらすぐにでも帰りたかったんですがね。
そして私は数歩ほど歩いたところで立ち止まりました。
『まだなにかあるんですか?』
明らかに嫌な顔をして聞かれました。
『いえ、私は向こうに行くので信号待ちをしてるだけです』
『じゃあ自分はこのあたりで聞き込みをするので』
あ、はい、ありがとうございます。よろしくお願いします。
警察官の対応にちょっとイライラはしたけれど、無線で必要なことを伝えているのは聞きました。
なので良しとします。
最近は、ちょっとしたことで刺したりとかの事件も多いので、事件にもなっていない通報でこれだけ警察官が動いてくれるのも安心できますね。
パトカーがいるだけで犯罪の抑止にもなります。
喧嘩の仲裁に入っただけで刺されたりする世の中です。
今回も、その場にいた人は多かったのに、みんな遠巻きに見ていただけです。
確かに知り合いじゃなければ、口を挟まず手を出さずにいた方がいいです。
みなさんも、危なそうだと思ったら110番通報してください。
もちろん!自分が危険な時は迷わず通報してください!
絡まれたときは、相手にせずにすぐに110番です。
周りは見ていても誰も助けてくれないと思ってください。
以前、出勤中に絡まれたことがありました。
自転車通勤で、遅刻ギリギリで焦ってたときです。
途中に大きい橋があり、自転車は2台すれ違えるくらいの歩道でしたが、両方が柵に挟まれてました。
どんどん抜いて走っていましたが、一台の自転車が少し真ん中気味にいました。
私の気配に気付いてチラッと後ろを振り返ったので、避けてもらえると思いました。
が、その男性は、スピードを落として真ん中を走り、膝を広げて通れないようにしました。
その上、たばこを取り出して火をつけ、灰をわざと後ろに手を回してまでかけてきました。
少し距離を開けて走っていると、後ろの自転車もだんだん詰まってきました。
橋が終わるところに信号があり、横断歩道で道がひらけます。そのあとの歩道もガードレールで狭くなるので、その一瞬を狙ってすり抜けて追い越しました。
そのあと、その先の2つ目の信号で残念ながらひっかかり、息を整えながら信号待ちをしていたら、横にその男性が来ました!
『コラァ!お前!俺のことおっさんどけろ言ったやろ!』
??
私より年下に見えるので、おっさんとは言わない。
けれど、もしかしたらすり抜けるときに『今だ!』とか『急げ!』とかつぶやいたかもしれませんが、私から絡むようなことは言いません。
『聞いとんのかコラァ!! 自転車は追い越し禁止って知らんのか!法律違反やぞ!』
絡まれてるのに、内容に吹き出しそうになりました!
周りには通勤中の自転車、歩行者がたくさんいました。
信号待ちの車の中からも見ている人はいました。
けれど、誰も助けてはくれません。逃げても追いかけてくるでしょう。
そこで携帯を取り出し、すぐに110番通報。
『あ、警察ですか?すみません、いま男性に絡まれてるんですが』
『どこに電話かけとんじゃコラァ!』
『今の聞こえましたか?○○の信号の交差点で信号待ちしてたらいきなり怒鳴られました』
すると男性は違う方向へと逃げていきました。
ことの経緯と男性の特徴を話して、警察官を向かわせましょうか?と言われましたが、なんせ遅刻ギリギリ。逃げて行ったので大丈夫ですと電話を切りました。
もし電話をかけているときにキレた相手が殴ったり刺したりしたら?
それは怖いですが、電話さえ繋がっていれば状況もわかるのではないかと考えています。
あとから襲ってきたら?
それも怖いですが、通報の履歴があれば
『美人看護師、通勤中に何者かに刺される!』
なんて通り魔や知人の仕業でもなく、その男性(かもしれない)と犯人の目星もつきやすいです。
昔、ちょっと困ったことが起きてどこに相談したらいいかわからなかったときに、交番のおまわりさんに言われました。
『事件にならないと動けないが、記録に残っていることは事件になったときの役に立つ。』
『事件を未然に防ぐためにもパトロール強化するし、そのパトロールの役にも立つ。』
小さなことでも、困ったときは交番に来てもいいし、怖いと思ったらすぐに110番しなさいと。
昨日対応してくれた警察官にはちょっとイラッとはしましたが、私が出会ってきた警察官は良い人ばかりでした。
私はこれからも警察官を頼りにします。